【面接】逆質問はまさに諸刃の剣!その対策が合否を分ける!必勝法で攻略する
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面接では当たり前とも言える「逆質問」。
面接の終盤になると「何かご質問はございませんか?」と面接官から尋ねられます。
実際、これまで多くの転職面接を受けてきましたが、この「逆質問」の時間はどの企業でも用意されていました。
転職で成功を掴むためにも面接の「逆質問」について、その必勝法を考えてみたいと思います。
目次
逆質問の本質とは?
「面接」は転職者から見れば受け身です。
面接官からの質問に対し、自分の意見や答えを述べていきます。
ところが、面接も終盤に差し掛かると「逆質問」の時間となり、ここで形勢が逆転します。
今度は、転職者から面接官に対し、質問ができるようになります。
逆質問では、会社ホームページや事前の情報からでは分からない企業や仕事のことをはじめとして、自分がその企業を転職先として選ぶにあたり疑問に思っていることや不安に感じていることを質問します。
丁寧な説明会や座談会がない転職者にとって、逆質問というのは面接前の疑問や不安を解消することができる貴重な機会となります。
そして、実は逆質問にはそれ以外にもう一つの側面があります。
逆質問は「自分を売り込むための場」でもあるのです。
逆質問は「諸刃の剣」
企業にとって逆質問には2つの狙いがあると言えます。
1つ目は、単純に疑問や不安を解消してあげたいという機会の提供です。
2つ目は、面接官にどのような質問をするか、その質と量から関心度・集中力を評価しようとしています。
特に、質問をする時に、どのような口調で、丁寧に、端的に、聞きたいことや知りたいことを聞き出す力があるか、そのコミュニケーション能力も評価します。
恐ろしいことに逆質問で失敗してしまうと、それまでの面接の評価・印象をガラリと変えてしまい、そのまま不合格となるケースも十分考えられます。
まさに、逆質問は諸刃の剣と言えます。
面接では最後までを気を抜かず、面接の対策や準備では「逆質問」の対策まで含めて行うべきです。
逆質問を侮っては痛い目を見ます。
面接官の立場になって考える
面接の進行は形式的です。
自己紹介や自己PRに始まり、中盤には職務経歴書など提出した応募書類の内容に沿って質疑応答の時間があり、最後の5分〜10分程度が「逆質問」として確保されています。
僕が受けた企業のなかには、逆質問の時間をより長くして、面接のほとんどを逆質問で終えるところもありました。
もちろん質問が何もなければ「質問はございません。本日はありがとうございました。」と丁寧に答えればよく、面接官も「そうですか。それでは、本日の面接は以上となります。ありがとうございました。」となって、面接が終わります。
この時、企業の立場になって考えてみます。
「あれ?何も疑問を持っていないのか?ウチには関心がないんだろうか?」
面接前というのは情報も限られており、表面的なものばかりで、転職先としてその企業へ本気で入社したいと考えているならば、その候補として見ているならば、質問が何も無いわけがありません。
また、企業にとって最も避けなければならない問題が「入社後のミスマッチ」です。
転職者が入社後すぐに辞めてしまわないように、ミスマッチを避けるためにも選考の時点で、転職者が自社にどれほどの興味・関心を持っているか確認します。
ミスマッチは転職者にとっても、企業にとってもマイナスです。
よく「こんなこと聞いていいのかな?」と考える人がいますが、どうぞ聞いてください。
逆質問は多ければいいのか?
逆質問では、数は問題ではありません。
質問ゼロは印象が悪いですが、数より質が一般的な意見です。
1つの良い質問することは、だらだらと100個の質問をするよりも高い評価を受けます。
また、社会人は「TPO(Time、Place、Occasion)」も配慮する必要があります。
面接の時間というのは有限です。
面接の案内には10:00~11:00のように時間が区切られています。
面接官にも当然、次の予定もありますから、話が盛り上がったとしても、自分の都合だけで相手の時間を意識せず質問を続けることは避けましょう。
TPOを弁え、相手の反応(時計を意識する素振りなど)を見ながら、絶妙の加減で質問を終えることが求められます。
限られた時間だからこそ「質」を意識
本番で「質」の良い質問をするためには準備が必要です。
企業研究や仕事研究を進めた結果、疑問に思ったことや気になったことをまずは紙に思いつくままに書き出し、面接前に優先順位を付けていくといいでしょう。
質問の仕方によっては、1つの質問で複数の疑問を同時に解消することもできます。
また、質問をして企業から返って来た答えに対して、再度質問をすることも有効です。
こんな質問は避けるべき
逆質問は貴重な機会です。
気になったことは素直に質問してみればいいのですが、なかには質問したことで大きく評価を下げてしまうこともあります。
次のような質問は絶対にしないことです。
簡単に答えが分かるような質問
例えば、こんな質問です。
「企業理念を教えてください」
企業理念は企業ホームページに掲載されていることが多く、ちょっとその企業について調べようと思えば入手できる情報です。
逆に「企業研究をしていません!」とアピールしているようなものであり、面接で「御社が第一志望です」と言ったところで信じてもらえないでしょう。
逆質問では「その企業で働いている人にしか分からないこと」を中心に聞き出すようにします。
質問の意図や背景が読めないような質問
「え?そんなことを聞いて何になるの?」と面接官が思ってしまうような質問をする人がいます。
「御社の給与支給日は何日ですか?」など、同じように「そんなことを聞いて何になるの?」と思われてしまう可能性がる質問は避けるべきです。
質問をするということは、その裏には必ず「意図や背景」があるはずです。
この意図や背景を感じられないような質問は「質が悪い質問」の特徴です。
質問を考える時は、「意図や背景」を意識してみましょう。
一発逆転は存在するのか?
悲しい現実ですが、たいていの面接は逆質問の前までに合否が決まっています。
面接の途中で「落ちた」と思ったのであれば、一発逆転を信じて「逆質問」で自分を猛烈に売り込むことは可能ですが、正直言えば合否へ影響しません。
逆質問のセオリーはあくまでも「評価を大きく下げないこと」です。
逆質問は諸刃の剣だと書きましたが、そこが重要なポイントだと考えます。
せっかくこれまでの面接で「合格」に達していたとしても、逆質問の内容によって大きく評価を下げて不合格となることもあります。
もしも合否の分け目、ライン上にいたとしたら、逆質問での挽回もあります。
面接の評価というのは面接中には分からないわけですから、最後まで油断しないことが面接必勝法です。
まとめ
いかがでしたか。
次回は、具体的な逆質問の作り方についてノウハウやポイントを事例を交えて紹介したいと思います。
普段から話が長くなったり、緊張すると真っ白になってしまう人は、「ノート・メモ」を活用します。
「失礼ですが、カバンからノートを取り出してメモを取りながらご質問してもよろしいでしょうか。」を断っておけば、メモを見ながら質問することもできます。
これで評価を落とすことはありません。
僕も面接後に言われたことがありますが、むしろ高評価です。
ただし、ノートを取り出す時はスマートに振る舞いましょう。また、清潔感のないノートは見せるべきではありません。
転職回数が多い、転職を繰り返している人は「逆質問」の機会を利用してミスマッチがないかどうかを慎重に確認すべきです。
企業も「この人を入社させたらすぐに辞めてしわないか不安だ」と思われているはずです。
逆質問の時には、正直に「転職を繰り返しており、貴社での仕事内容についてミスマッチがないかどうかを確認させて頂きたく、ご質問させていただきます。」とあらかじめ断っておくと印象は良くなります。
その姿勢を示すことが大切です。