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【転職後】転職後に襲ってくる「ミスマッチ」や「ギャップ」はこうして乗り越える

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転職後の「ミスマッチ」や「ギャップ」は程度の差こそあれど、必ずと言っていいほどあります。珍しいことではなく、普通のことです。

大抵の場合は、職場に慣れ出す頃には気にもならなくなりますが、中には転職を後悔して悩んだり、再転職を考えるようになる人もいます。

転職後のミスマッチやギャップについて一緒に考えていこうと思います。

 

  目次

 

転職後に「ミスマッチ」や「ギャップ」を感じる理由

実際の転職者の声を聞くインタビューで「…こんなはずじゃなかった!」「…聞いていた話と違う!」という声はよく耳にします。残念なことですが、せっかく転職をしたにも関わらず短い在籍期間で退職していく人もいます。

転職前に抱く「新しい職場への期待」が原因だと考えます。

転職活動の末、希望する企業から内定を受けると、その瞬間から新しい職場に対する「期待」が生まれます。

そもそも転職活動は現職への不満を解消するために行ってきたもので、転職することで不満が解消されたり、より小さくなったりします。

そうであれば現職を今すぐにでも辞めて、早く新しい職場へ行きたいと感じるものです。このような「期待」こそが転職後に感じるミスマッチやギャップの元凶であると言えます。

 

期待は裏切られる

転職後、転職前に抱いていた期待は裏切られることが多いです。それにも理由があります。

「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、この言葉は言うまでもなく「何度くり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばない」という意味です。

何が言いたいかというと、転職前に感じたことは「実際に自分の目で確かめたものではない」ということです。

転職前に得られる情報と言うのは限られていますし、不確かなものが多いです。それは、会社ホームページに書いてあったことや、実際の面接で面接官から聞いたことなどが中心になりますが、自分の中で都合よく解釈して想像しているだけだったりします。

結局のところ、面接官にありったけの質問をぶつけたとしても、その企業で一度でも就業することには及びません。転職後にミスマッチやギャップを抱いたということは、転職前の想像が外れただけです。

多くの場合、そういうミスマッチやギャップを感じるのは転職直後だけで、時間経過とともに気にならなくなったり、許容できるようになります。転職直後は辛抱や忍耐も少しは必要になります。

 

「転職を後悔」や「再転職」にならないように転職前にできること

転職後に感じるミスマッチやギャップをゼロにすることはなかなか難しいのですが、ゼロに近づける努力は出来ると思います。

それでも、転職前に出来ることは限られています。転職者においても入社前にインターンシップとしてその企業で一定期間就業が出来れば違ってきますが、今のところ学生以外のインターンシップは無理です。

 

<入社前に抱くミスマッチやギャップを最小化するコツ>

  1. 面接等の選考で出会う社員から必要な情報を聞き出すこと
  2. 転職者向け口コミサイトやSNS等で内定先企業の評判を確認すること
  3. 内定後に面接では聞きにくかったことを含めて気になることを片っ端から質問すること

1や2というのはありふれたことなので特に説明はしません。このなかで僕は3が重要だと考えます。下線で示すように「内定後」というのがポイントです。就活でも転職でも同じです。

内定前は企業が有利な状況でしたが、内定後には転職者が有利に状況が変わります。

内定後であれば、面接では聞きにくかったこと(本音の部分)も企業側へ確認しやすくなります。

 

転職後のミスマッチやギャップはこうして乗り越える

転職者が転職後に感じたミスマッチやギャップにも色々ありますが、人間関係と仕事内容に関することが多い気がします。

  • 一緒に働く同僚や上司との相性(人間関係)
  • 仕事内容や職場環境が聞いていたものと違う(仕事内容)

待遇(年収)については転職前に数字ではっきりと提示されるため、それを理由にする人はいないはずです(実際にはいるようですが)。

実際に働いてみないと分からないことが挙がってきます。

 

<人間関係>

実際に現場で一緒に働くことになる同僚や上司というのは入社後に初めて顔を合わせます。面接官=上司ではないケースもあり得ます。

各企業ごと、また同じ企業でも就業場所ごとで職場の雰囲気は変わります。

先にその企業へ入社している同僚や上司に自分を合わせていくことは簡単ではありませんが、ここはグッと堪えて、後から入社する自分が合わせていくべきです。人間関係を理由に再転職をしたとしても、また転職後に同じことで悩む可能性は大いにあります。

職場の雰囲気というのは幸い変えることは出来ます。自分自身の影響力やリーダーシップにかかってはきますが、入社後、年単位でかかるかもしれませんが変えられます。こうした人間関係の悩みは企業内の人事異動や同僚や上司の退職でも変わる可能性があります。仕事内容など他が気に入っているならば、人間関係に悩まず、気にしないことです。

とにかく自己成長の機会だと捉えて前向きに考えるしかありません。

 

<仕事内容>

求人広告や募集要項に記載があった仕事内容と実際の仕事内容が異なることは珍しいことではなく、よくあることだと思います。程度の問題ですが、技術者としての採用が約束されていたのに何故か営業部配属だったなど、仕事内容がまるで違えば問題になると思いますが、大体の場合はそこまで問題になりません。

僕たち転職者からすれば「騙された!」と怒りたくもなりますが、入社してしまったならば無駄です。再転職したくなるほどでなければ、数年耐えてみます。最初は嫌だと思っていた仕事も経験すればその仕事の面白みも分かってくるかもしれません。

仕事内容の不一致を理由に再転職をすることは可能ですが、不一致があったことを正直に伝えて、誤解がないように面接では企業側の理解を得る必要があります。再転職となれば「どうして入社したの?」という質問を必ず受けますから、理解が得られないと「忍耐力がない」「よく考えずに行動する」「同じように退職していく」というレッテルを貼られ、マイナス評価で終わってしまいます。

 

まとめ

いかがでしたか。

 

 

転職のゴールというものは、目先の内定や入社ではなく、転職後に自分自身が幸せを感じることが出来るかなのだと思います。

転職をするということは、今の企業や仕事に対して不満があるということで、それを解消することは転職では勿論必要ですが、企業のネームバリューなど変なプライドに捉われず、転職後に活躍している自分の姿を思い浮かべながら転職活動に臨んで欲しいと思います。

僕たち転職者は、転職後にギャップを感じることはごく自然のことであり、入社前にギャップを最小化する努力を行い、転職後に本当の幸せを感じられるように努めなければなりません。