【転職理由】実践で使える「伝わる転職理由」の組み立て方
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gonshiです。
転職の面接で、ほぼ必ず聞かれる質問があります。
「あなたは何故、転職するのですか?」
これは転職理由を問われる質問であり、転職者の誰もが持っているはずのものです。
今回は、実践で使える転職理由に対する考え方や論理の組み立て方について紹介します。
目次
企業はただ理由を知りたい
理由を持たずに転職活動を始める人はいません。
人の行動には動機や理由が必ずあります。
- お腹が空いたから ⇒ ご飯を食べる
- 電車に乗ってて退屈だから ⇒ スマホを見る
日常生活で当たり前にしていること、些細なことでも動機や理由はあるはずです。
これと同じように転職にも、転職活動を始めるにも、動機や理由が必ずあります。
ご飯を食べないと人は死にますが、特別な事情(倒産した、クビになった、病気になった)がない限り、転職しなければ困ってしまう人はいません。
仕事へ不満があったとしても、現在の仕事を続けることで生活は維持できますし、仕事を辞める必要もなければ、転職の必要はありません。
それでも、「転職する」ことを決断したのだから「そんなにも強く貴方を動かす、その理由を教えて欲しい」と企業は聞いているのです。
この面接で必ず聞かれる転職理由こそ、転職希望者の根幹にあって、絶対に揺らいではいけないもでもあります。
「何故、転職するのですか?」を言い換える
「現在の仕事の不満は何ですか?」
先ほどの質問を上の質問のように言い換えます。
そう考えていくと、どんな人でも転職理由が見えてきます。
考えられる不満(例)
- 今の仕事に興味が持てない(モチベーションが上がらない)
- 年齢の割に年収が低くて昇給もほとんどない(生活が厳しい)
- 企業体質がトップダウンで古臭い
- 保有技術が陳腐化して真新しさがない
- 長時間労働で家庭を犠牲にしており、家族と過ごす時間が持てない
- 同僚と馬が合わず、社風に合わない
やり方はシンプルです。
適当に今の仕事、職場、労働環境などから思いつく不満を挙げていきます。
次に、「不満の強さ」で順位付けをしていきます。
今回は、順位付けの結果、上の順番になったと仮定します。
上の例で最も強い不満は「仕事に興味が持てない」となり、あとはその不満が解消した時の自分の姿を思い浮かべ、それを言語化するだけです。
「ずっとやりたかった興味が持てる仕事(業界、職種)へ挑戦がしたい」ことが解消方法であり、「だから、私は転職する」と続けることが出来ます。
転職理由は一つに絞る必要はない
転職理由は一つとは限りません。
もちろん複数の不満が複雑に絡み合って「強い不満」となっていくことも想定されます。
これはこれでいいのですが、問題となるのは「言語化」できるかです。
頭の中では分かっていても、転職ではそれを言葉に変換し、面接官に誤解なく正確に伝えなければなりません。
曖昧さを排除して、より簡潔に、より明瞭になるように組み立てていきます。
うまく説明ができず、面接官に伝えられなかったり、言えたとしても支離滅裂してしまっては「転職したいという強い思い」や「転職をする必要性」を示すことができません。
結局、転職理由をはっきりと伝えられないと、企業は不安を覚えます。
仮に入社させたとしても、すぐに同じように転職したり、辞めたりしてしまうのではないか?と疑念が晴れません。
これは明らかに転職では不利になります。
そうなるくらいならば、単刀直入に、シンプルに一つに絞ることが転職の成功率は高まっていくと僕は考えます。
転職理由のタブー
転職理由にもタブーが存在します。
転職理由としてふさわしくない理由(例)
- 上司と馬が合わない ⇒ だから、転職する
- 嫌いな同僚がいる ⇒ だから、転職する
これらの転職理由はふさわしくなく、タブーだと言えます。
「上司と馬が合わない」、「嫌いな同僚がいる」というのはその企業に限らず、人がいればどこの環境であっても起こることであり、今後、転職できたとしても新しい企業でも同じ思いをするかもしれません。
ネガティブな転職理由を軸に転職活動をしてしまうと成功率は上がりません。
企業からすれば、仮に企業のことや仕事を気に入ってくれたとしても、入社後、配属先の上司や同僚と合わなかったとしたら、辞めていってしまうのでは?と考えてしまいます。
企業は選考の結果、内定を出して、無事に入社が決まってからも、ミスマッチのため、すぐに同じ理由で辞めてしまわないか?と気にします。
まとめ
いかがでしたか。
実際の面接では転職理由をもとに話が膨らんだり、そこで挙がったキーワードから別の質問へと発展することがあります。
また、転職理由をはっきりとさせることで、決して企業選びに迷わない判断軸が持てるようになるメリットがあります。