キャリアクエスト

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「面接が苦手」はこれで克服!面接嫌いが転職面接を乗り切るための基本的な考え方

こちらのWebサイトは移転しました。

GON氏です。

 

面接が苦手な人や嫌いな人はいますか?僕はそうでした。

もともと引っ込み思案な性格もあって学生時代の就活は「うまくいったようでいかなかった」です。僕と同じように面接で「いい受け答えができなかった」と失敗が続いてしまえば段々と臆病になり、面接に対して苦手意識を持つようになります。

面接に対する苦手意識は、これから始めようとしている転職活動にも影響を及ぼしかねません。しかし、全くその心配をする必要はありません。

結論を言えば「転職面接」は学生が受ける新卒面接と全くの別物なのです。

 

目次

 

普段の仕事と区別しない

面接のあの場面というのは「非日常」ですが、だからと言って普段の仕事と区別して考える必要はありません。

面接を別の言葉で言い換えたならば「“自分”という商品を“企業”へ売り込む行為(=営業活動と同じ)」えます。普段の仕事で大切なお客様の前に立つ時と同じ気持ちで面接の場に立ち、自分という商品を紹介するのです。

面接は特別ではない、と言われても「面接は特別だ」と思うかもしれませんが、あえて「特別ではない」「普段と変わらない」と自分に言い聞かせるのです。

これは普段の仕事が営業職でなくても関係ありません。

社会人の誰しもが「社内の顔」と「社外の顔」という2つの顔を持っています。

電話応対や面談などでお客様や取引先の前に出ると「いつもお世話になっております」という挨拶が反射的に出るようように「社外の顔」は自分の中にあります。

普段と同じように「社外の人」と接する時の自分を面接で再現するだけで、緊張がほぐれます。

 

優秀な人を演じてみる

「企業が欲しい人材を一言で言い表すと何になりますか?」

この答えを一つに絞ることは難しいですが、「優秀な人」というのも一つの答えだと思います。

「優秀な人とは一体どのような人のことを言うのでしょうか?」

優秀な人の定義は人によって様々です。面接官が3人いたならば3人とも定義は少しずつ異なると思います。それでも優秀な人には共通する点がいくつも存在すると思いますので、自分が見て優秀な人は他人が見ても優秀だと感じる可能性が高いです

自分にとっての優秀な人がどのような人物か、それが分かればその人物になりきることです。もしも分からなければ、身近にいる優秀な人の言動から面接の苦手克服のヒントを貰いましょう。「あの人ならば面接に絶対合格する」と思える人は周りに一人くらいはいると思います。

面接当日は「優秀な人」になった気で面接を受けます。優秀な人がしそうな立ち振る舞いや身のこなし、話し方などを真似してみるだけで自分自身も「優秀な人」になれた気がします(自分に自信がない人は特に有効です)。 

面接で企業から評価を受けるのは「普段の日常の姿」ではなく「面接当日の姿」です。せめて企業に見られている時間だけ「優秀な人」になりきることで面接嫌いは克服できるでしょう。

 

転職面接と新卒面接は本質が違う

最後に転職面接が持つ特徴から基本的な考え方を知り、面接の苦手を克服します

面接に苦手意識を持つ理由は、この記事の冒頭で紹介したとおり、過去の経験によるトラウマの部分が大きいと思います。

「面接に対して良いイメージがないこと」から面接官へ「どのように自分をアピールすべきか」分からないでいる気がします。

その思考のまま、面接に臨んでしまうため、面接官が期待するような回答ができず、相手の反応が悪くなると自責の念にかられて、ますます面接嫌いになっていきます。

 

転職面接の本質を知る

ここでは苦手を克服するための一つのアイデアとして就活面接と転職面接は別物であることを示したいと思います。

新卒を対象とする就活面接では就業経験がない学生を相手とするため「ポテンシャル(=期待できそうか・伸びそうか・活躍してくれそうか)」をはかる面接が行われます。例えば、「学生時代に頑張ったこと」のエピソードを聞くことで、実際の仕事へ置き換えた時のその学生の姿を想像して採否を決定します。

就活面接は働いたことがない学生をターゲットにするため、想像で評価をしなければならずに曖昧になっています。企業に良い想像をさせられるかどうかが鍵となります。

ところが、転職面接は違うのです。

転職面接を受ける人は就業経験を持つ社会人が対象です。各人が職務経験やキャリアを持っていることが特徴です。

僕たち転職者側も、企業の求人(応募中の職種)の内容を見て、自分自身のこれまでの経験やキャリアをもとに企業側へ売り込むことが出来ます。企業側もそのキャリアを見て実際の仕事に即した「定量的な判断」を行うことが出来るため、就業経験がない学生から選ぶ時とは状況が異なります。

ポテンシャルと想像で決めてきた就活面接とは違い、実際に業務経験があるためにより「リアルな評価」をすることが出来るので新卒面接と転職面接は本質が全く異なります。

つまり、同じ面接でも就活面接の対策が転職面接の対策になるとは限りません。新卒面接が得意だった人が転職面接も得意だとは限りません。逆もまた然りです。

面接に対して少しでも苦手意識があるならば、一度リセットして、新たな気持ちで面接と向き合うことが苦手を克服できるかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたか。

 

第二新卒など社会人としての経験年数があまりにも短いと、新卒と同じようにポテンシャルを見て判断されることがあります。

転職面接を新卒面接と同じだと考えないことがポイントです。

これまで積み上げてきたキャリアは自分の強みであり、それが自信となっていくはずです。