キャリアクエスト

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【転職あるある】不合格となった企業への再応募はできるか?できないか?

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gonshiです。


就職活動や転職活動で応募した企業が「どうしても行きたい」第一志望の企業だとします。

残念ながら選考に不合格であった時、リベンジしたくもなります。書類選考で不合格となった場合、面接で不合格となった場合、いずれの場合であっても「再応募」は可能です

今回はどうしても行きたい企業に残念ながら不合格であった時、諦めずに「再応募」するときのポイントについて紹介します。

 

目次

 

パターン分けで考える

再応募では、前回の選考結果が「書類選考で不合格か」、「面接で不合格か」の2パターンに分類でき、それぞれ分けて考える必要があります。

僕の経験では、1度面接で不合格となった企業に、少しの期間を空けて同一職種に再応募したところ同じように書類選考を突破し、また面接に呼ばれたことがありました。

この事例からも分かるように、再応募は可能です。

 

パターン1:書類選考で不合格となった

書類選考で不合格となった場合経験・スキルがその企業の求めるレベルに達していない可能性が高いです。または、求める経験・スキルではなかった場合(門前払いです。

単純に職務経験の期間が短いだけという問題も考えられますが、それであっても再応募に向けて経験・スキルのレベルアップは必須です。

 

同じ職種へ応募する場合

同じ職種で再応募する場合、期間を空けたとしても結果は同じになると思います。

書類選考で不合格となったということは、企業から「あなたの経験・スキルは私たちが求めているものではありません」と言われているようなものです。

成長した自分を企業に見せない限り結果は同じです。

これを乗り越えるには今までの過ごし方に何かしらの「変化」をつけなければならなりません。手っ取り早い方法は「現在の企業内でより経験・スキルが鍛えられる職種へ異動するか」、または「より経験・スキルを鍛えられる別の企業へ転職するか」の2通りがあります。

そこで数年の職務経験を経て、レベルアップを図ってからでは再応募の結果もどうなるか分かりません。

 

別の職種へ応募する場合

同じ企業でも不合格となっていない職種であれば、期間を空けなくても再応募は可能です。

転職は職種ごとの選考となるため、別の職種であればチャンスは十分あります。

企業の求人は、普段の経営活動の結果、人が欲しい時に出されるもので、あらかじめ予想できるものではありません。過去に募集がなかった職種でも、現在は募集しており、応募可能であるかもしれません。

 

パターン2:面接で不合格となるパターン

同じ職種へ応募する場合

面接で不合格となるパターンでは、書類選考は突破していたことになります。つまり、応募資格がその時点においてはあると判断されたため、企業から面接に呼ばれたと見るべきです。
従って、同じ職種に再応募しても書類選考を突破する可能性はありますが、年単位で期間を空けなければ厳しいでしょう

キャリアの方向性は間違っていなかったと判断できるので、自分のキャリアのなかで大きな経験ができた、人に誇れる実績が獲得できた、さらなるスキルが身に付いたと感じた時が再応募のタイミングになるかと思います。自分に自信がなければ、応募しても同じ結果になると思います。

「冷静にあの頃は〇〇が理由で不合格となったけど、今は成長して△△となったから次はうまくいく」くらいの自信は必要です。

応募先の企業内部も期間を空けることで変化している可能性があります。人事異動で人も変わって、当時の面接官はもういないかもしれません。面接官が変われば評価も異なります。

 

 

再応募にあたっての留意点

一度は「書類選考」を突破していますが、再応募の時も突破できる保証はないため、第一の関門となります。企業によっては「応募歴」を残すこともあるので、空ける期間によっては不利となるケースもあります。

また、期間が空いたことで「自分自身の年齢」が上がってしまっています。転職成功と応募時の年齢には深い関係があり、一般には年齢が低い方が有利であり、年齢が高くなる分、当時と同じ評価とはならない可能性もあることを留意すべきです。

そして、そもそも求人が出ない可能性があります。求人が再度出されるまで辛抱強く待たなければなりません。また、欠員が出なければいつまで経っても求人が出されないことも考えられます。運も必要です。

ちなみに、企業の求人の出し方には2通りあって、1つ目は必要な時に必要な求人を出して充足すれば応募を終えるケースです。2つ目は求人は常に出しており、良い人がいれば募集を終えるケースです。2つ目はケースでは、要求するレベルが高い傾向があります。

 

別の職種へ応募する場合

別の職種へ応募するならば、書類選考で不合格となった場合と同様に期間を空けなくても応募できます。

一度、その企業の書類選考を突破しているため、応募する職種の募集要件と自分の経験・キャリアがあまりにも離れていない限り、書類選考を突破する可能性は高いと思います。

 

何にでも例外はある

企業を取り巻くビジネス環境は短期間でも目まぐるしく変わっています。

不合格となってから今日までに、その応募先の企業で新しくローンチしたサービスや商品の需要が伸びていたり、急な事業の買収等でその環境に大きな変化が起きた時は業務過多となりやすいです。こうした状況の変化は起こっています。

企業側からしても、求人を取り巻く背景が変われば人材を選ぶ基準も変わることも当然です。

第一志望の企業に大きな変化があった時はチャンスかもしれません。大きな変化を境に求人が出されることもありますし、状況によっては過去に面接で不合格にした人でも再選考して合格となる可能性は大いにあります。

 

まとめ

いかがでしたか。

 

再応募において最も重要なことは何故、不合格であったか、その理由を理解しておくことです。これがまず基本にあります。
転職エージェントのコンサルタントからは一度不合格となった企業への再応募までに必要な修行期間は「3年」だとよく言われます。

短期間で何度も応募を繰り返すようでは、企業からも冷ややかな目で見られますし、熱意は認められても、熱意だけでは仕事は務まらず、肝心な経験・スキルの面を磨いておかなければ成功は厳しいと思います。

「あの時、自分を採用しなかったことを後悔させてやる」というほどの気概を持って、仕事へ励み、一回りも二回りも成長した自分の姿を見せてやりましょう。